元通信制高校の先生が語る、不登校でも大学受験に合格する方法

不登校に悩まされていた生徒たちと大学受験を挑んだ、元通信制高校の先生が受験に関する情報をお伝えするブログです。

子どもの可能性を潰さないようにする声掛けとは?

こんにちは!
名古屋市通信制高校
不登校を経験した生徒たちに
大学受験指導をしている
ふくちゃんです。

今日は、日頃の指導で
意識的に声掛けしているテーマを
お伝えしたいと思います。

よく通い始めの生徒が問題集を解いて
10問中6問くらいの正答率だと
自分は勉強が出来ないとか
苦手だから仕方がないと言います。

なぜでしょうか?
どうして、そうなってしまったのでしょうか?

小さい頃はやること全てが喜ばれます。
笑うだけ、立つだけ、歩くだけ
ひらがなを書けるだけ
九九が言えただけで
褒められて育つでしょう。

ところが、
小学生3~4年生頃から
周囲の声掛けが変わってきます。

「なんでこんなことも出来ないの」
「計算ミスしてるじゃない」などの
出来ないことばかりを
責められるようになります。

ここから悪循環に入ります。
出来ない=悪いという
思考回路が出来てしまうと良くないのです。

当たり前のことですが、
勉強とは、はじめてやることに
挑戦することから始まります。

だから、出来ないのは当たり前です。
出来ないことを
出来るようにする過程が
何よりも大事なんです。

じゃあ、子どもには
出来るように頑張ろうと
思ってもらわないといけない訳です。

そう考えると、
やるべきことは粗探しではなく、
出来ていることを認めることでしょう。

ここで、最初の話に立ち戻ると、
10問6問の正答率なら、
まずはその6問を見てあげること。

どんな問題を正解出来て、
以前とくらべて
何が出来るようになったのか

それなら、残りの4問は
こんな風にすれば
出来るようになるんだよと

 


そもそも、、、

 


勉強できるようになって欲しいと
願うのはなぜですか?



子どもに幸せになってもらいたいから


これじゃないんですか?

無理やり、嫌な思いをさせて
出来るようになった勉強で
子どもは幸せになるのでしょうか。

将来に役立つスキルを身につけられるのでしょうか。

自分で進んで、学習し、
不足があれば、改善し、
より良い自分になるために
行動できるようになった方が良くないですか?

それを一番身近でサポートできるのが
親御さんですよね。

ただ、そこに達するまでには
膨大な時間が掛かります。

その間にむかつくことも
怒りたくなることもあるでしょう。

そこで我慢です。
大人と子どもです。

自分の思い通りにならないことを
怒っても仕方がないでしょう。
自分とは違う人間なのだから。


むしろ、楽しむべきですよ。
どうしたら、この子が頑張ってくれるんだろう
そうしたら、どれだけの可能性があるんだろう

子ども以上に
子どもの将来にワクワクしましょう。

そうすれば、
子どもも自分の将来に
ワクワクするようになりますよ。

だって、自分にも
可能性があるかもしれないって
思えるじゃないですか。

子どもが無意識に
自分を信じられるように
僕らが意識的に
言葉をかけ続けるんです。

僕が不登校を経験した子に指導して
大学受験頑張ろうって思えるように
行っている声替えの
現状の最適解はこれです。