元通信制高校の先生が語る、不登校でも大学受験に合格する方法

不登校に悩まされていた生徒たちと大学受験を挑んだ、元通信制高校の先生が受験に関する情報をお伝えするブログです。

失敗が怖くなる2つの理由~挑戦できるマインドを育てるには~

こんにちは!
名古屋市通信制高校
不登校を経験した生徒たちに
大学受験指導をしている
ふくちゃんです!


今日も生徒に話した内容の共有です。



なぜ失敗が怖くなるのか?

 

小さい頃は、何度失敗しても
成功するまで繰り返せます。

例えば、歩けるようになったり、
自転車に乗れるようになったり、
失敗が怖くて、諦めちゃうことは
あまりないかと思います。


しかし、成長するにつれて、
出来ないことに挑戦するのが
怖くなっていく傾向があります。

これはなぜでしょうか?
答えは2つあります。


①できることが増えたから
➁できないことを否定されるから

 

まず、できることが増えると、
それだけをやっていると
ストレスがないんですよ。

失敗しないということは、
振り返りだったり、
やり直しをする必要がないです。

つまり、できない自分に
向き合う必要がありません。


だから、出来ることだけ
やろうとしちゃうんです。

でも、それだと成長がありません。
むしろ、現状維持は
周りが成長していくので、
退化していきます。


もう1つは、成長すると、
失敗した時に否定されてしまうんです。

小さい頃は失敗しても
応援してくれていた存在が
失敗すると否定するようになる
そんな場合が多いんです。

学校のテストなんか
最も分かりやすい例ですよね。


低学年くらいだと
「頑張ったね~」って言っていたことが
高学年~中学生くらいになると
「なんでできないの」と。

そしたら、新しいことを
やってみる気にならないですよ。

出来るようになったことを
認めてもらえるから、
出来ないことも頑張ってみるんです。



箱根駅伝で、駒沢大学の大八木監督の
指導スタイルの変化は話題になりましたが
最近では、高校野球なども含め
学生スポーツの指導にも
変革が起きています。



昔ながらの、
生徒をある意味で怖がらせながら、
指導者が権威を持つタイプの
チームは総じて成績が低下しています。

むしろ、生徒と同じ目線で
理解のある親のように距離感が近く、
一緒に成長していくような
指導スタイルを導入しているチームは
成績を伸ばしています。


2つの理由があると説明しましたが、
根本的な理由は後者です。

後者で、チャレンジする精神が
段々と損なわれていく中で
出来ることばかりやるようになるんです。


ぜひ保護者の方が
声掛けや態度を
意識してみてください。

それが将来の意欲に大きく関わるので。