元通信制高校の先生が語る、不登校でも大学受験に合格する方法

不登校に悩まされていた生徒たちと大学受験を挑んだ、元通信制高校の先生が受験に関する情報をお伝えするブログです。

暗記のコツは「たくさん出会う」

こんにちは!
名古屋市通信制高校
不登校を経験している生徒たちに
大学受験指導をしている
ふくちゃんです。
 
今日のテーマは、
暗記について。
 
 
Twitterや生徒に
相談されることが多かったので
個人的に思う部分をまとめてみました。
 
僕が大事だなと思うのは、

何を勉強するにしても、
「どうやって」勉強すれば
無駄がないのかを考えることです
 
ある一定のレベルに
達してない生徒に対しては、
これについて
説明するようにしています。
 
 
大学合格に向けて、
勉強していく過程で分かったことは
どんな教科でも
通用する勉強のコツがある。
 
というよりも、
どの教科にも
暗記がベースに
存在していることです。
 
つまり、勉強に
苦手意識のある生徒が
まず乗り越える必要があるのは
暗記なんです。
 

「暗記」という作業は
地頭による差はない。

 
これは細かく言えば
あるのかもしれませんが、
努力で埋められるものだと思うので、
ないと思っておくことが大事。
 
そして、この暗記を
「どうやって」やるべきなのかを
しっかり理解していくことが大事なんです。
 
ただがむしゃらに
量をこなせばいいわけでもないんです。
 

でも、最終的に
「出来る」「出来ない」を分けるのは、
「量」なんです。
 
 
しかし、量をこなすためには、
確かな成長を確認する必要があります。
それを確認する前に、
嫌になって諦めてしまう子が多いです。
 
そこで、量をこなすためにも、
暗記の手本を明確に示してあげることで、
努力を続けてくれる可能性が増えます。
 
そこで、「暗記」のコツを
簡単に話していきたいと思います。
 
 

・量
・頻度
・刺激の与え方(口・耳・目

 
 
キーポイントになるのは、
この3つの項目です。
 
まずは、量。
一日にやる量が大事です。
例えば、英単語などを
単語帳で覚えるとしたら、
一日に100個は
必ずにやるようにしましょう。
 
最初は書いたりせずに、
単語と訳の照らし合わせをひたすらにやる。
一単語にかける時間としては5秒以内にすること。
 
 
次に、頻度。何回やるかの目安です。
基本的に100回は
やらないといけないと考えてください。
 
慣れてくれば、
そこまでかからないと思いますが、
慣れるまでは100回を目安に頑張りましょう。
 
しかし、
一単語5秒で
100個やるとして、
8分程度
それが100回なので
14時間ほどで終わる計算になります。
 
 
「苦手だ」とか、
「才能が」とか言う前に
14時間くらいやってみてはいかがでしょうか?


なぜ、頻度が大事かというと、
暗記は期間が短すぎても、
長すぎても意味はありません。
 
忘れないレベルまで記憶するためには、
忘れて、思い出す作業を繰り返す必要があります。
 
忘却曲線という、グラフがあるのですが
人間の記憶力はこんなものなのです。
 
 
 
 
だからこそ、
小まめな点検が
必要になってくるのです。
 
例えば、実際に
僕がやっていたやり方としては
ある日の夜→次の日の朝
→1日後→3日後
→7日後→5日おき
 
このぐらいの頻度で復習をしていました。
 
 
次は、刺激の与え方。
暗記をするというと、
黙ってひたすらやるイメージを
持つ人もかなり多いと思います。
 
しかし、暗記は
出来るだけ多くの刺激を与えた方が
思い出すきっかけが増えて、定着します。
 
そこで、大事になってくるのが、
目だけではなく
口で発音したり、
耳から聞いたりすることです。
 
そういった観点から言うと、
音読をするのは
3つの刺激を同時に受けることができるので
暗記をする上でもメリットは多いと思います。
 
といった感じで、
ざっくりとまとめてみました。


まずは即行動ですよ。
知識を持ち帰るだけで満足せずに
知識を実践して、自分のものにしてください!