元通信制高校の先生が語る、不登校でも大学受験に合格する方法

不登校に悩まされていた生徒たちと大学受験を挑んだ、元通信制高校の先生が受験に関する情報をお伝えするブログです。

「なぜ大学に行きたいのか」を大事にした大学受験を目指して。

こんにちは!
名古屋市通信制高校サポート校で、
不登校経験者の生徒さんを中心に
大学受験指導をしている福ちゃんです。

夏休みも終わりに差し掛かるこの時期、
保護者の方とも面談をする時期です。

その中で、思うことがあったので

まとめていきたいです。

うちの場合は、

不登校経験者の生徒さんが大半なので、
大学に行きたいと思うだけで
本人としても、保護者としても
前向きに変化していっていると思って頂けます。

ですが、仮にそれが失敗に終わったら、
本人に深い傷をつけてしまうのではないかと
僕は責任者として不安を抱いています。

もちろん、

大学受験に失敗したぐらいで
人生になんら影響がないことは、
僕自身が2回も失敗しているので、
分かっているのですが。

とはいえ、

これまで何かに挑戦することが
あまりなかった子が多いので、
はじめての大きな挑戦を
ただの失敗で終わらせたくないです。

そこでなにをしてあげられるのかなって、
僕なりに日々考えています。

その中で、改めて大事だなって思ったのは、
自分がなぜ大学に行くのかを

真剣に考えてもらうことです。

それも、表面的なきれいな理由ではなく、
もっと奥底にある

自分の欲望に気付いてもらうことです。

結局、表面的なきれいな理由って、
自分の言葉じゃないと思うんです。
そして、自分の言葉じゃないってことは、
自分の本当の欲求じゃないんです。
つまり、自分に向き合えてないんです。

そうなると、

やはり努力の質が

上がっていかないんですよね。
どこか他人事というか、

言われてるからやっているだけになる。


本来、自分の人生の方向性を決める受験。


自分が主人公として、行き先を決めて、
そこに到達するために、自分であれこれ考えて
上手くいかない時は修正を繰り返して、
それでも諦めずに歩んでいく。

この経験が大事ですよね。
言われるがままにやることやって、
なんとなく成績が上がって、
気がついたら終わってる受験になったら、
それこそ、何も残らない受験です。

改めて、

「大人は伴走者で、主人公は子どもたち」
という想いを強く持って、

夏以降の指導を行いたいと思います。