元通信制高校の先生が語る、不登校でも大学受験に合格する方法

不登校に悩まされていた生徒たちと大学受験を挑んだ、元通信制高校の先生が受験に関する情報をお伝えするブログです。

僕が特進コースの責任者として、生み出したい価値

こんにちは!
名古屋市通信制高校
不登校を経験した生徒たちに
大学受験指導をしている
ふくちゃんです!


今日は僕の特進コースへの想いについて
話していきたいと思います。


そもそも、僕らの通信制高校
名古屋市の端の方で運営している
小さい学校です。

そして、その近くで
不登校に悩んだことがある
生徒さんが在校生の大半です。

そんな学校で大学受験指導をしているのを
僕の肩書を知っている人は不思議に思います。

しかし、僕はとても価値があると思っています。


僕は受験にはある種のリセット機能があると思います。
もちろん、学習は積み重ねですが、
受験のタイミングで頑張ることで
一旦それまでの負債をリセットできる機能です。

だから、大学受験で人生を変えるっていうのは
特にうちに来るような生徒たちにとっては
あながち間違いではないと思います。


それに加えて、うちの学校に来る時点では
自分に自信もなく、何をしたいか分からない生徒が
うちに通う中で目標を見つけて、
大学受験で頑張ってみようと思うだけで
それは相当な勇気が必要だと思います。

全日制でみんなが大学受験を目指すような高校で
大学受験を目指すのとは訳が違うんです。

そういった生徒の想いも感じた上で、
僕は各生徒が行きたいと思った
大学に行ってもらえるようにサポートします。


その中で、大事にしているのは、
大学に行って、自分の力で
卒業できる力を身につけてもらうことです。
一言でいえば、自己管理能力ですね。


大学に行く価値って、
その4年間で何を得て、
それをどれだけ社会に還元できるかだと
僕は考えています。

だから、大学生の間には
その価値があったのか分かりません。

むしろ、通っている間にも
その価値は上がったり、下がったりします。

僕は生徒に、
その価値を高められる人間に
なってもらいたいんです。


そのためには、自分の受験に
主体的に参加してもらうのが一番です。

うちの特進コースは、
参考書の年間計画も作りますし、
小テストをカリキュラム化した授業もあります。

しかし、それをこちらが
一方的に押し付けることはありません。

必ず生徒に生徒の想いを尋ねます。
これまで想いを自分の言葉で説明することを
求められてこなかった彼らは言葉に詰まります。

それでも、出るまで待ちます。
受身な受験に価値はないので。

学習計画の管理も生徒に取り組ませます。
修正案も生徒に考えさせます。
志望校調べも決定も生徒に考えさせます。

必ず、自分の想いを自分の言葉で説明させます。


それが、生徒の考える力を育てて、
主体的に受験に取り組めるように変化し、
大学に行った後も、自己管理が出来て、
大学で得たものを、社会に還元できる人間に
成長していくんです。


その上で、学習計画や授業が
はじめて活きてきます。
生徒の実力として、
血になり、身となるんです。


ここまでの話で分かるように、
僕の特進コースは大学に送り出すことが目的ではなく
その先で活躍する人間になってもらうことが目的です。

不登校の生徒を持つ保護者の方の多くは、
「うちの子がこのまま社会人になって大丈夫なのか」
そんな不安を感じたことがあると思います。


その不安の解消に必要なのは、
学歴なんかじゃありませんよ。

大事なのは、自分で目標を決め、
その目標達成のために、自己管理が出来て、
周囲の協力を得ながら、成長していく力です。

これを育てることを、
僕の特進コースでは目指しています。