元通信制高校の先生が語る、不登校でも大学受験に合格する方法

不登校に悩まされていた生徒たちと大学受験を挑んだ、元通信制高校の先生が受験に関する情報をお伝えするブログです。

通信制高校と全日制高校の違い➁

第2回です!
なるべく要点を押さえて、

通信制と全日制の違いをお伝えしていきます。
今回は、卒業までをまとめていきたいと思います。

----卒業要件----

 

通信制:74単位以上の修得

    +36ヵ月以上の在籍

    +30単位時間の特別活動
全日制:授業の出席と定期考査による単位取得

    +36ヵ月以上の在籍

 

通信制高校の特徴は、

出席日数が要件に含まれないことです。
なので、通い方は人それぞれです。
最近ではオンラインのみで

自宅で完結するコースもありますね。

 

また、特別活動は

全日制でいう体育祭や修学旅行の
代わりになるものと

考えてもらえれば良いかと思います。
僕のサポート校では、

スポーツレクや映画鑑賞などをしています。

 

----初年度費用----

通信制公立:4~6万円
   私立:25万円以上

全日制公立:12万円程度
   私立:72万円程度


学費だけ見ると、通信制の方が安く見えますが、
通信制はサポート校などに属すると

別途費用が掛かるので、
全日制よりも安いとは言えません。

例えば、大学進学を目指すようなコースだと、
年間で100万円以上掛かることもあるので、
各学校の費用を比較することをおすすめします。

ただし、サポート校は

卒業まで面倒を見てくれるので、
自己管理に不安がある場合は、

活用した方が現実的です。

----卒業後の進路----

 

通信制:大学進学18%程度、

    専門学校22%程度、就職19%程度

全日制:大学進学55%程度、

    専門学校16%程度、就職17%程度

大学進学率は全日制の方が高いですが、
これはそもそも選択肢に入っていない生徒が
通信制には多いこともあるでしょう。

やはり、通信制には

不登校経験者も多いので、
卒業後すぐに他の進路に

進めない場合も多いです。


これは実際にサポート校で指導していても、
4割ぐらいの生徒は

そうゆう選択肢を取っていきますね。

 

ここまで通信制

全日制の違いをまとめてきました。

細かい部分に違いはありますが、
個人的に通信制をおすすめする最大の違いは
自分の時間の量」だと思います。

通信制の方が、部活などの

時間的制限がないので、
自分に使える時間量は

明らかに多いと思います。

それは、自分の将来に

投資できる時間が多いとも言えます。
その後の社会で活躍することを考えたら、
通信制と言う選択肢は十分にアリでしょう。

 

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