元通信制高校の先生が語る、不登校でも大学受験に合格する方法

不登校に悩まされていた生徒たちと大学受験を挑んだ、元通信制高校の先生が受験に関する情報をお伝えするブログです。

子どもが学校に行きたくない時ってどうしたらいいの?

こんにちは!
名古屋市通信制高校のサポート校で、
勤務している福ちゃんです!


今日のテーマは、、、

「学校に行きたくない」

 そんな時どうすればええか


まず、「学校に行きたくない」と思うことは
決して悪いことではありません。

しかし、「もっと頑張らないといけない」と
自分を責めてしまう人もいると思います。

その中には、

悩んでいることを

打ち明けられずに、
一人で抱え込んでしまっている

そんな人もいるでしょう。

なので、すでに不登校になっている人も、
まだそこまでは至っていない人も
ケアが必要であることは変わりません。

今回は、

「学校に行きたくない」

と感じているとき、
どう自分に向き合い、

対処すればよいのかを話していきますね。

 

学校に行きたくない理由は

人によってさまざま

 

学校に行きたくない理由は人によって違います。

その中で、自分と

同じ悩みを抱えている人を
見つけることで

少しホッとすることもあるでしょう。


また、自分の悩みを

上手く言葉にできずに
モヤモヤを感じちゃう人も、
ほかの人の悩みを知ることで、
自分の感情を整理できるかもしれません。


僕は生徒の悩みに対しては、
「先生も同じではないけど、
 そんな風に感じた時期があったよ」と
共感を示すようにしています。

そんな簡単な一言ですが、
それで生徒が心を開いてくれることも
多々あります。


以下で紹介しているものは

あくまで一例ですが、
学校に行きたくない理由として

大きなものは、

・人間関係に悩んでいる
・学校の先生と相性が悪い
・入学や進級による新しい環境になじめない
・進路に不安を感じている
・勉強についていけない
・校則が肌に合わない

もちろん、これら以外にも理由はありますし、
それぞれの要因が影響し合っているせいで、
うまく整理できない場合もあります。

周りの人間が知っておくべきは、
悩みは本人がどう感じているかが重要です。
個人的な価値観で判断するものではありません。

大切なのは、本人の意思を尊重し、

周りの人が味方になることです。

 

自分に向き合い、

前に進むための3ステップ

 

学校へ行きたくない人の中には、
「学校を休むこと=悪いこと」という印象を
持っている人もいると思います。

また、本人がそう思っていなくても、
周りの人が休むことを否定的に捉え、
本人にプレッシャーを与えている場合もありますね。

 

しかし、学校を休むことは

ネガティブなことではありません。

本人が日々の生活で

すり減らしたエネルギーを充電したり、
心の中の問題と向き合うために必要な時間です。

少しずつ段階を踏んで心身を回復させ、
気軽に前に向かえるようにしましょう

 

【ステップ1】
学校を休むことをポジティブに捉える

本人が自分を大事に思い、
自ら問題の解決に向かっていくために、
今は学校を休むことが必要であることを、
まず本人と周りの人で認識しましょう。


ポイントは、

何よりも「自分の健康が大事」だと
本人に自覚してもらうことです。

【ステップ2】
ゆっくり休息を取る

心身が回復するまでは、
思う存分、ゆっくり休みましょう。

一日中ベッドの中にいて

ほとんど活動できなかったり、
昼夜逆転したりしてしまうことも

あるかもしれませんが、

心にゆとりが戻ってくるまでは、
無理に直そうとしなくても大丈夫です。

逆に、中途半端に休んでも、
結局、十分に心が休まらず、
逆効果になってしまうこともあります。

 

【ステップ3】
家族と話し合いながら自分に向き合う

問題に向き合うための余裕が

心に出てきた人は、
自分の思いを

家族に話してみてもよいかなと思います。

保護者側は、

本人が思いを打ち明けようとしているなら、
しっかりと耳を傾け

味方になることが大切です。

ポイントは、

無理に問いただすのではなく、

聞き出すこと。
また、押し付けるのではなく、

意見を交換することです。

 

休息を十分に取り、家族で話し合いながら
少しずつ心を整えていくことが大切です。


十分にエネルギーを充電し、
準備ができたら学校への復帰を
少しずつ進めていきましょう。

 

また、家族と話しにくい場合は
別の相談先を活用しましょう。

悩みを抱えながらも、

家族と話しにくい人や、
そもそも家庭に居場所がないと

感じている人もいるでしょう。

僕のコメント欄でも良いですし、
以下の相談窓口や専門機関を

活用するのもよいでしょう。

 

悩みを相談する際に利用できる窓口

スクールカウンセラー
・教育相談センター
・ひきこもり地域支援センター
・子どもの人権110番