元通信制高校の先生が語る、不登校でも大学受験に合格する方法

不登校に悩まされていた生徒たちと大学受験を挑んだ、元通信制高校の先生が受験に関する情報をお伝えするブログです。

子どもの読解力を上げるために親ができること

こんにちは!
名古屋市通信制高校
不登校を経験した生徒たちに
大学受験指導をしている
ふくちゃんです!


今日のテーマは親がしてあげられること。


教える仕事に携わって、
もう10年ほど経ちますが、
読解力があるなと思う生徒。

つまりは、
成績をグンと伸ばす生徒に
共通する特徴はいくつかあります。


・相手の目を見て、話を聞ける
・発言に対して、
 「うなづき」「笑顔」などの反応がある。
・メモをできる


ざっとこの3つは大事ですね。


まず、「目を見て話を聞ける」
これが出来るかどうかが一番重要。
そして、家庭による差が大きい。

人間が情報を得る器官には、
目や耳や鼻などがありますが
目が80%を占めているんです。

それを相手が話をしている間に
目を切ってしまうというのは、
短い時間でさえ
相手に集中できていないわけです。

だから、授業からの吸収率も下がるし、
長い文章から得る情報も減ります。

情報が減れば、読解なんてできません。
「相手の目を見て話を聞く」という
基本的なことを徹底的に叩き込む必要があるんです。

そのためには、
家で普段から意識して過ごす必要があります。
親御さんもきちんと目を見て会話をするんです。

それだけで授業を集中して、
聞いて帰ってくる
収穫が多い生徒さんに変わるんです。

 

次に、反応の有無ですが。
「うなづき」や「笑顔」は
相手の話をきちんと聞けていないと
出来ない反応です。

これが出来る生徒は、
さらに少なくなります。

目を合わせるだけなら、
聞いてるフリができますが、
笑うべきとこで笑ったりは難しいです。

だけど、成績が高い子、
グンと伸ばす子の多くは
授業中のメリハリを理解して、
それが出来るんです。

 


これも親子で練習できるんです。
普段から「はいはい」と話を
流し聞きしている場合は要注意です。

お子さんが右から左へ
読んだことが抜けて行くようになりますよ。

 


普段から反応を求められている子は
反応するのが当たり前なんです。
しかし、それは目の前で親が実践してこそです。

 


最後に、メモを取る子。


目を見る、反応をするは
聞くことに集中は出来ていますが、
そこには覚えておくという視点がありません。

メモを取る意識があることは、
覚えていられないことに自覚があり、
覚えておかなければならないことは
残しておく必要があることを知っているんです。


すると、
似たような間違いは減るし、
自分の傾向が分かるので、
間違えそうなところを予測できます。

また、これが出来ていれば、
ノートを取ることなんて
難しいものじゃなくなります。

授業中にノートを取るだけに
必死で内容が入ってこないとか
起きないんですよ。



常々思いますが、
子どもの読解力、学力は
地頭とかではなくて
日常の些細なことに
意識が向く環境で
育っているか

そこで、大きな差がつくのです。


僕も2児の父なので、
自戒を込めてですが、
気をつけていきたいと思います。