元通信制高校の先生が語る、不登校でも大学受験に合格する方法

不登校に悩まされていた生徒たちと大学受験を挑んだ、元通信制高校の先生が受験に関する情報をお伝えするブログです。

生徒の悩み ~知的障害テストを受けて~

今日の生徒の悩みは

 

 「中学生の時に知的障害テストを受けたら

  平均よりも数値が低かった自分が

  大学進学なんて考えてよいのでしょうか」

 

これまた答えるのが難しい質問が来ました。

生徒の苦労とかだけを考えていくと、

大学進学するのが正解かは難しい。

 

でも、本人は大学に行きたい。

 

うーん。難しい。

僕は「自分の人生だし、

自分の好きなように生きよう」と思って、

親の事前相談せずに、

干渉をすべて断ち切ってきました。

 

なので、きちんと情報として、

今後の起こり得る困難も伝えた上で、

生徒が選ぶなら、

どんな子でも大学進学を目指すのは、

本人の自由かなと思います。

 

こうゆう時に、

「本人のことを思って」とかの

大人に都合が良いフレーズを使って、

生徒の可能性を摘むことだけは

避けたいですしね。

 

歴史とか学ぶと思いますけど、

その時の判断に

絶対的な正解・不正解なんかはなくて、

いつひっくり返るかは誰も分からない訳です。

 

であるならば、生徒自身が

「楽しい」「頑張った」と思える

選択を応援してあげたいな。

 

決して甘い道のりではないし、

自分の選択に後悔することも

あるかもしれないけど、

そもそも人生ってそんなもんで

それをどう乗り越えるかを

学んでいかないと

結局どこかでどうにも

ならなくなってしまう。

 

それなら、僕は高校三年生までしか

向き合ってあげることが出来ないので、

その中で、どんな困難でも乗り越えられるように

色々な経験をさせてあげたいと思います。

 

価値観はそれぞれなので、

これを読んでいる親御さんの中には、

受け入れがたい主張かもしれませんが、

それは仕方ないですね。

 

ただ、どちらも生徒のことを

考えた結果だと思うので、

白黒はっきりつける必要なんかはなく、

僕らは彼らの成長を見届けながら、

ずっともがいていくだけで

良いんじゃないでしょうか。