元通信制高校の先生が語る、不登校でも大学受験に合格する方法

不登校に悩まされていた生徒たちと大学受験を挑んだ、元通信制高校の先生が受験に関する情報をお伝えするブログです。

生徒の悩み ~質問するのが怖い~

今日の指導中、

生徒と話している中で

出てきた話題です。

 

その生徒は「質問ができない」と。

「こんなこともできないのか」って

思われてる気がして。

 

これまでそんな風に

言われたこともないし、

そんな風に思っているわけじゃないと

頭では分かってるけど、

なんか気になってしまう。

 

質問した後の

先生の顔色を伺ってしまうんだ。

失望されたんじゃないのかって。

 

そんな風に考えたら、

怖くて質問なんかできない。

 

切実な悩みでした。

僕が考えている以上に。

 

でも、こんな悩みを

生徒が話してくれた時はチャンスです。

 

生徒も自分を変えたいと思っているし、
その助けを求めている時だから。

 

僕も、相手の顔色が気になるし、

少しでも相手の空気感が変わったら

自分のせいかなって

考えちゃうタイプなので、

なんとなく生徒の言い分は分かります。

 

僕的には

そんな生徒に言葉を掛けるのも、
あんまり好きではないし、

すごい慎重になってしまいます。

難しいんですよ、言葉選びが。

 

僕なりに生徒に掛けた言葉は、

「大学受験を通じて、

 自信を持って欲しい」でした。

 

自信がないと、

周りにどう思われるかを

すごい考えます。

周りからの評価だけが、

自分の評価になってしまいます。

 

でも、僕は自分でも自分を

評価するべきだと思っています。

それは他人から見えている

自分は一面的だからです。

 

良い時も悪い時も、外見も内面も、

自分を一番良く知れるのは自分で、

そこに向き合えるか、

向き合えないかだけです。

 

ただ、自信がないことには、

自分には向き合えません。

受け入れがたい自分を

見つめないといけないから。

 

ここで、大事なのが、

自信っていうのは、

自分だけで身に付けるのが

すごい難しんですよ。

 

そもそも自信がない子が

自分を好きになれると思いますか?

自分なら出来るって

信じることができると思いますか?

 

簡単な話ではないですよね?

そこには、やはり承認が必要だと思います。

その子なりの小さな

成長を、頑張りを、

気付いてあげて、

それを認めてあげること。

 

だから、その生徒にもう1つだけ伝えました。

 

 「出来ないことを見つけたい訳じゃなくて、

  出来るようになったことを知りたいし、

  君からそれを教えて欲しい」と

 

今後、どんな成長をしてくれるのか楽しみですが、

時間を掛けて、伸びてくれたら嬉しいですね!