元通信制高校の先生が語る、不登校でも大学受験に合格する方法

不登校に悩まされていた生徒たちと大学受験を挑んだ、元通信制高校の先生が受験に関する情報をお伝えするブログです。

なんとなくワンランク下の私立行って、指定校推薦で良い大学に行けたらって、そんなに甘くない。

こんにちは!

名古屋市通信制高校
不登校を経験した生徒たちに
大学受験指導をしている
ふくちゃんです!

今日は指定校推薦について。

僕は高校受験部で
教室長をしたこともあるので
保護者面談などで
よく言われるんですけど

「無理に頑張って、
 公立の進学校行くより
 ワンランク下の
 私立で頑張って
 指定校推薦で
 難関大学を目指した方がね」

この考え方は危ないですよ。

現在の大学受験は
推薦入試の割合が年々増えており
私立ではおよそ半分
国公立でも3割程度は推薦で決まる。

だから、指定校推薦の枠も
以前よりも増えている。
それは確かにそうです。

ただ、良い大学の指定校枠が
取りやすいって訳ではないですよ。
それこそ、校内での激しい争いがあります。

高1の1学期から高3までの
平均評定で勝負するのが指定校推薦です。

およそ、良い大学に行こうと思ったら
平均評定4.0が必要です。

しかし、ライバルが
4.0以上持っていたら
指定校推薦はもらえません。

しかも、平均評定なので、
勝負する科目は
3教科や5教科ではありません。
全教科での勝負になるんです。

得意、不得意がと言わずに
入学時の学力は
ほぼ横並びのスタートで
常に学年の上位10~30%ぐらいの
成績を取り続けないと
良い大学の指定校推薦は取れないんです。

※難関でない大学の指定校はこの限りではないです。


これらを冷静に考えたら、
「しんどい」とか
「頑張り切れない」とか
そんな理由で
公立受験を
最後までやり抜けない
生徒さんがですよ。

指定校推薦の争いで
生き残れると思いますか。

正直に言えば、
一般入試で
大学に行くよりも
指定校推薦で
難関大に行く方が
努力量は多いですよ。

皆が部活だ、文化祭だと
青春してる間も
3年間絶え間なく
努力を続けること。

これを、高校受験を
最後までやり切れなかった生徒が
なんの覚悟もなく
出来ると思いますか。

高校受験の結果がどうというよりも
最後までやり抜くことが大事なんですよ。

だって、高校受験は通過点だから。

高校受験での頑張りを
大学受験まで繋げていかないと
いけないんですよ

「ウサギとカメ」という
お話がありますが、
あのウサギは怠け者でしたが
世の中には、
怠けないウサギがたくさんいます。

「高校受験終わった~」って
怠けた瞬間、差が開きます。

その差が、そのまま指定校推薦を
もらうことができるかどうかの
差になっていくんです。

難関大学の指定校推薦が欲しいなら
怠けない、走り続けるウサギであること。
これが求められるのです。

それでも、
指定校推薦を取りに行く人
めちゃくちゃカッコイイんで
頑張ってください!