元通信制高校の先生が語る、不登校でも大学受験に合格する方法

不登校に悩まされていた生徒たちと大学受験を挑んだ、元通信制高校の先生が受験に関する情報をお伝えするブログです。

生徒の悩み ~「素でいると、暗い」と思われてしまうんです ~

こんにちは!
名古屋市通信制高校のサポート校で
特進コースの担当をしており、
不登校の生徒と

大学受験に挑戦している
福ちゃんです!

今回は、生徒と話している中で、
「素でいると暗い」と
思われてしまうことに悩んでいたので、
話した内容も交えながらまとめていきたいです。


まず、本人の解釈をじっくり聞きます。
本人的には、家での楽しい感じで
そのまま学校に来れる日は良いが、
登校している電車の中で
色々考えてしまう。

そのうちに、どんどん暗い気持ちになって
自分的には素でいるつもりなのに、
暗いねって言われてしまう。

といった感じでした。


まず、僕としては、
それが許される環境なら
それでも良いんじゃないかと答えました。

もちろん、自分で自分を盛り上げる努力は
社会人として生きていく上では
必要とされるかもしれません。

なので、「素でいると、暗い」と

言われてしまうのは、
その子が損するタイミングも

出て来るかもしれません。

ただ、僕らは

生徒に安心できる居場所だと
思ってもらえることを目標にしています。

そういった居場所では、
ありのままの自分で良いんだと
思わせてあげることも大事かと思います。

プライベートな自分と、

オフィシャルな自分を
はっきり区別して、

メリハリをつけることは
自分のメンタルを保つためにも重要ですしね。

生徒の成長に目を向けるなら

 

上の話は、まず居場所として

安心してもらえる
そういった設定でお話ししました。

今度は、生徒の成長に

焦点を当てて
話していきたいと思います。

今回の生徒は、

不登校から立ち直り、
受験勉強を進める中で、
自分の精神的成長と

向き合うことで悩んでいました。

この場合のアドバイスとしては、
「どうなりたいのか」を

明確にすることです。


なぜそれを問題と

捉えるようになったのか、
そして、それをどのように

解決していきたいのか、
その先に、目指すべき自分がいるのか。

この辺りを一緒に考えていきます。
うちの生徒は

この辺りを言語化するのが

苦手なので
どんどん質問して深堀りしていきます。

ポイントは、

自分に決めさせることです。


答えをこちらが与えてしまえば、
そこで成長が止まってしまいます。

結果至上主義なら

それでも良いのかもしれませんが、
僕は過程重視で、

生徒に成長してもらい、
その先のステージで活躍してもらいたいので、
絶対に答えを与えません。


正直、そもそも不登校だった子を
むりやり成績あげて

難関大に進学させることに
僕はあまり魅力を感じません。

その子の頑張りを評価して、
自信を持って、行きたい大学に行き、
そこで大活躍してくれればOKです。

ということで、、



今回の生徒は、
「周りにどう思われるか」
これが心配で悩んでいました。

結果、それでも良いと思ってくれる人はいる。
だから、そこまでは気にしない。

でも、将来を考えたら、
自分の見え方は

コントロールできるようになりたい。

「それなら、その練習を一緒にしてみよう」と
いまは2人でせっせと練習中です。